小山珠美の食べる力を回復させるリハビリとは?

小山珠美さんが、患者さんに対してまず行うのは、摂食嚥下機能の総合評価です。

医師とともに全身状態の確認や口腔ケアを行いながら、水・食べ物を摂るスクリーニングテストを行い、経口摂取の可能性を探っていきます。

スクリーニングテストの様子↓
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出典:https://www.kango-roo.com/

その評価を元に、ゼリーなどから開始し、徐々に飲み込みやすさの難易度を上げていきます。

その際、最も大切なことは、口から食べていない期間をできる限り短くすることなのだそうです。

時間が空いてしまうと、廃用症候群といって、食べる機能だけでなく、心身の機能まで低下してしまい、ひいてはその患者さんの回復しようとする力や、生きる意欲までも失わせてしまうのだそうです。

摂食嚥下リハビリテーションは、食べることによってその方の生きる力を取り戻す作業だと小山さんはおっしゃいます。

食べることって、人間にとってそれほどまで大事なんですね!*^^*

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また、リハビリを進める上で、安全に食べる練習をしていくことも大切だといいます。

まず、口の中をきれいにして、のどの痰を取り除いて通りをよくし、身体を起こして覚醒を促して、呼吸と認知機能を高めます。

そして、食事を見せて匂いを嗅いでもらい、「食べましょうね」「元気になりますからね」と声をかけながら進めていきます。

また、なるべく自分で手に持ってもらうことも触覚刺激として大切な要素です。

視覚、聴覚、嗅覚、触覚といった感覚を刺激することで、脳から指令が出るようになるのだそうです。

 

こういった働きかけが呼び水となり、次第に舌が動いて食べ物がのどを通るようになり、自分でごっくんと飲み込めるようになっていくのだそう。

その結果、意欲が高まり、笑顔が出てきます。

身体を起こすことで肺の動きもよくなり、痰も自分で出しやすくなり、手に麻痺のある方でも、麻痺のない方の手で食べられるようになるんだそうです。

適切なリハビリを施してあげると、人間はこんなに回復できるんですね!

 

病気の発症からできるだけ早期にこうした「口から食べるリハビリ」を始めれば、かなり早い時期に食べられるようになると小山さんはおっしゃっています。

これまでに小山さんが担当してきた患者さんには、胃ろうから経口摂取できるようになった方や、在宅でリハビリを受けて食べられるようになった方もたくさんいらっしゃいます。

適切な方法でリハビリを行えば、本当は口から食べられる方、そして、寝たきりでなくなる方はたくさんいる」と小山さんは考えています。

そのための普及活動として、小山さんは2013年6月、NPO法人「口から食べる幸せを守る会」を立ち上げ、積極的に活動をされていらっしゃいます。

サイトはこちらです。↓

NPO法人 口から食べる幸せを守る会

後進に指導する小山さん↓
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出典:https://www.kango-roo.com/

おわりに

長年の看護経験の中で、「口から食べることは人間にとって最も大事にしなければいけないことだ」と強く感じたとおっしゃる小山さん。

「食べることは命の根幹そのもの。だからこそ、そこにこだわってやっていきたいという思いが原動力になっている」とおっしゃっています。

5/16『プロフェッショナル』では、そんな小山さんの現場での実践が見られますので、楽しみにしたいと思います。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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